なみっきーのメモ帳

気になったこと、好きなこと、音楽のことなど。自分発信も多め。

「考えることを放棄する」ということ

この世に人間として生を受けた以上、必ずしなければいけないこと。

 

一体なんでしょうか?

 

睡眠?いや、他の生物だってできる。

 

ブログを書く?別にしなくたっていい。

 

人間として生まれた以上、必ず誰もがしていること。それは、「考えること」です。

 

蟻や犬や魚も同じ脳みそを持っていますが、人間は彼らより遥かには「自分で考え、自分で決定する」ということに長けた存在です。

 

最近ブログにもひたすら書いていますが、私は今カナダのトロントに、ワーキングホリデービザを使用して暮らしています。

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人生で初めて訪れた、違う国で生きる機会。違う国の言葉で生活しなければいけない状況。違う国の文化。

 

言語が通じないことへの不安から、まだ近場にしか足を運んでいませんが、不自由のない生活を送っています。

 

街より何より楽しいのが語学学校の授業!

日本の中高と全く違う点は、ディスカッションがメインだということ。よく言えば「話に花が咲く」、悪く言えば「話が脱線する」。

 

しかし基本的には皆それぞれ「自分の思うこと」を主張する良いディスカッションなので、自分を強く持っている人には楽しい時間です。

 

 

 

また先日、簡易的なプレゼンテーションの時間がありました。

お題は、「未来にはどんな国が生まれているか」。

 

その国にはどんな人種が住み、どんな言語が話され、どんな食べ物が主流で、どのように国家が統治されているか等…独創性が重視されるお題。これを二人一組ペアになって発表し、フィードバックをもらう授業が行われました。

 

しかし皆想像すること、考えることは好きなのでスラスラ下書きは進み、プレゼンのPPTもすんなり完成。各々の発表の最後には、クラスメイトからの質問の時間が設けられます。

 

ここでまた日本と違うのが、質問が瞬時に飛んでくること。皆真剣に相手のプレゼンを聞き、疑問に思ったことをすぐに解決しようとする。これがまた普段の授業にもあるから驚きです。

 

日本だと「あー、授業後に個別に聞けばいいや」と思ってその場では「もう質問はないので次に行ってください」という空気感がありますが、ここでは違う。皆わからないことは話を遮って「これはどういう意味ですか」「でも私の国では〜…」等、先生を含めみんなを「巻き込んでいく」授業のスタイルなのです。

 

そして質問を受けたプレゼン主は、その場で適当にやりすごさず、しっかり相手の質問に答えようとする。

 

例えば、 

プレゼン主:私たちのグループでは、未来において、フルーツや魚や野菜などの味がする小型カプセルが食事として主流になっていると考えます(あらかじめ用意していた内容)

質 問 者:それはどのような味がするのですか?

プレゼン主:…りんご、イチゴ、鮭、レタス等それぞれの食材の味がします(今考えた内容)

質 問 者:どのような栄養があるのですか?

プレゼン主:…その食材にもともと入っている栄養があります。ビタミンCや、ミネラル等(今考えた内容)

質 問 者:レタスは単体だと味がしないように思いますが、調理は必要なのですか?

プレゼン主:…他の食材と混ぜることによって、味が生まれます。例えば、レタスのカプセルと牛肉のカプセルを一緒に噛み砕くと、その二つの食材に一番合った風味が口の中で生まれるのです(今考えた内容)

 

 

日本だと、こんなに同級生から質問が飛んでくると「あーめんどくせえこいつ」という見方をされますが、こちらだとそんな空気は一切ありません。質問した者勝ち。

 

そして皆、そこで相手の質問への答えを「考える」ことをやめない。

 

もちろん、相手への質問を「考える」ことをやめない、という姿勢も当てはまります。

 

とにかく皆「考える」のです。考えることを放棄しない。

 

私を含め周りの日本人も圧倒していました。これがこの国の授業か、と。

正直、私は一つも質問ができませんでした。そして私たちのグループに順番が回ってきたときも、私は突然の質問に、その場で考え、答えることができませんでした。

 

これが一番最初に「悔しい」と感じた授業でした。

 

日本にはディスカッションの授業は数えるほどしかありません。少なくとも、私の中高時代は先生の話を聞き、ノートをとる毎日を繰り返していました。

 

今、21歳。ここにきて、ディスカッションの楽しさや難しさを肌で感じています。

 

話したいことは無限にある。しかしうまく英語にできない。もどかしい、悔しい。自分がこんなに発言できないのは生まれて初めてです。

 

しかし皆で意見の交換をするのは楽しい。私はこう思う、けど僕はそう思わない。君がそう思うのはなぜ?というやりとりを毎日しています。

 

これは、違う国で授業を受けた人しか分からない感覚ではないでしょうか。

 

今、留学を迷っている人に強く言いたい。

正直、友達ができるかどうかは人それぞれ。できない人もいる。恋人なんてそう簡単に作れない。ましてや街へ出るのが怖い。

 

けど、授業は楽しい。

自分の知らない世界に足を踏み入れることの楽しさを肌で感じて欲しい。

私が感じているこのワクワクを、あなたにも感じて欲しい。

 

「考える」ことの楽しさを身を以て体感して欲しい。

こちらに来てそのことを強く思っています。

 

日本の大学生には時間があります。その時間を自分のためにどう使うのか。

 

また、現在社会人で留学を迷っている人も少なからずいると思います。

こちらには、会社を辞めてワーホリで英語を学びに来ているアラサーの方もいます。ワーホリビザを持っていなくても観光ビザで6ヶ月間滞在したり、休暇期間を利用して3週間だけ学校に通う人も。

 

皆、自分の人生を豊かにするために、自分に投資しています。誰かの真似ではなく、自分の意思で、自分のために。

 

私はその意思を持って今こちらにいます。

 

皆さんも留学に迷っていたら、どんなに短い期間でも行ってみてください。

そして、思考の大切さと楽しさを感じてください。

 

では良い一日を。