【鼻尖縮小(だんご鼻整形)・耳介軟骨移植】をした直後に感じた失敗と違和感
前説(出発から帰国まで。これから整形予定のある方は見ることをお勧めします)
2019年3月5日、生まれて初めて日本を離れる飛行機に乗った。
行き先はお隣、韓国だった。
人生初の海外、飛行機の出発時刻20:55、到着時刻23:45。空港泊は確定。
手元には現金350万ウォン、そして一人。
手術の予約時間は到着の約10時間後という、詰め詰めのハードスケジュール。
予約していたゲストハウスに荷物を置けるはずもなく、一週間分の荷物を抱えたまま江南にある整形外科へ向かった。
もしあなたが泊まるホテルやゲストハウスが整形外科に近い場所なら荷物を持ったまま行っても良いと思うが、20分以上歩くなら、絶対に前乗りして荷物を置いて行ったほうが良い(理由は後に述べる)。
そこからカウンセリングをして、手術を終えて、麻酔が切れるまで寝かせてもらい、薬を購入してゲストハウスへと向かった。
薬をもらうまでは、麻酔のせいか少しフラフラする程度で普段通りの生活がおくれそうだった。
ただ、この帰り道約20分のうちに、とんでもないことが起こった。
鼻から血が溢れ出してくるのだ。
鼻の中を弄り回したのだから、鼻に異常が見られるのは当たり前だ。
もちろん整形外科も私の鼻にガーゼを奥まで詰めてくれていた(感覚で言うとインフルエンザ検査の時に鼻に棒を入れられる感じ)。
しかしそのガーゼも防げぬ程の出血が起こったのだ。
その血が、手術跡を隠すために付けていたマスクを濡らし、唇をも濡らした。
私は血が有り余っている元気マンだから良かったものの、貧血気味の人は気をつけた方が良いかもしれない。
おそらくこの出血は、手術後に10Kg超えの荷物を20分かけて歩いて運んだから体が熱くなり出てきてしまったものだろう。
それに運の悪いことに、この日は私の生理2日目だったのだ。
とてもコンディションが悪い。
街行く人に変な目で見られたくなければ、生理の日を避け、前乗りをする上に近辺の宿を取るのを勧める。
そこから約一週間は腫れと出血と口呼吸との戦いだった。
腫れは生理のせいか、「これ本当に引くのか?」と不安になるほどのひどいもので不安で仕方なかったが、出血と口呼吸は慣れてしまえばどうってことなかった。
一番しんどかったのは、顔を洗えず、風呂にもまともに入れなかったことだ。
腫れを引かせるために、一日数十分散歩をしなければならなかった。
周りの目を避けるために、マスクは二重で付け(大量に出血しても隠せるため)、キャップも深めにかぶる。
そうすると、自ずと汗をたくさんかいてしまう。
7月ばりに汗をかいても頭を洗えない、体をゴシゴシ洗えない。顔にも皮脂が詰まっているのを感じる。
これが一番きつく、不快だった。
気休めでも良いから、男性用制汗剤のような、体に塗って爽快感を感じられる物を持っておくとかなり違っただろう。
起きて、数十分散歩をし、コンビニで米とヨーグルトを買い、食べて、軽く体を吹いて寝る。その生活を一週間繰り返し、帰国前日となった。
帰国当日(手術後一週間)は鼻の穴の抜糸と、鼻を固定していたギプスを外す日だった。
抜糸の前後どちらかに、鼻の中を掃除するために、助手さんが鼻の穴に何かをグリグリ突っ込んで血やらゴミやらを取り除いてくれたのだが、それが雑で痛すぎたのを覚えている。慣れているから作業的になってしまっているのだろうか、そこだけが不満点だった。
抜糸は担当医が行ってくれたのだが、一箇所だけまだ皮膚が繋がっておらずもう一度縫い直した。まさかの麻酔なしでの縫合。痛すぎる。
その結果、鼻の穴の一箇所だけ糸がついたまま帰国という、なんとも間抜けな終わりになってしまった。
帰国する頃には顔にできた内出血や腫れは引いていたが、顔周りの脂肪吸引をした際にできた首の内出血だけは色濃く残っていたので、マスクを下にずらしてうまく誤魔化した。
鼻が数ミリ高くなったところでパスポートの顔認証で引っかかるわけもなく、何事もなくスムーズに空港に着き、帰宅した。
本題(鼻と耳に残った違和感)
違和感というと、手術失敗か?と思う方もいるだろうが、実はそうではない。
「あ、こういう体の変化があるのね〜」ということだ。
まず、鼻筋に合わせてプロテーゼを挿入したため、鼻の中が狭くなった。
そのため、手術後1-2ヶ月の間は、鼻の空気の通りが悪くなり、息が吸いづらくなった。
一呼吸するにも、軽く深呼吸をする勢いでしなければいけなかった。
そして何故か、たまに自然と鼻水が出てくる。これが今でも続いているから厄介だ。
ねばねばしたものではなく、さらさらとした鼻水が、急に流れてくる。
これが流れてきたことに気づかず放置してしまい、気付いたら鼻の穴付近で固まっていることが月に数回あるのでとても恥ずかしい。
先日も、人と至近距離で会話した後に鼻に違和感を感じ、鏡で確認をしたらしっかりと鼻水が塊になって付着していた。またやってしまった、そう思った。
こんなことがあるのは計算外だった。
最後に、軟骨を取り除いた耳のことだが、これは別段これといって何も不便なことはなかった。
強いて言うなら、手術後一年弱は、軟骨を切った部分を触ると痛む、ということだ。
今はもう一年以上経ったのでどうってことないが、痛んでいる間はマスクの紐で耳の裏が痛くなったことがあったので、この小さなイライラが積み重なっていた。
以上で、私の整形ストーリーと、鼻と耳のプチ後遺症のレポートを終わる。
もし聞きたいことがあれば、コメントしていただければ、できる限りなんでもお返事する。
この二点の整形に加えて、顔周りの脂肪吸引もしたので、そのお話もいつか記事にできればしようと思う。