女はHello Talkを使った学習で地獄を見る【語学学習】
今までにもらった衝撃のメッセージは「性玩具を扱う会社で働いている。日本人女性は週に何回性行為をする?今まで何人とやったことある?玩具使ったことある?」だった(気持ち悪くてガン無視した)。
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Hello Talkとの戦い
私はTwitterで語学学習をしている人を多数フォローしているのだが、そういう界隈は横の繋がりが多く、様々な語学関連のリツイートを日々目にする。
先日、とある方がHello Talkを使った学習法を載せていた。
ああ…これか……
Hello Talkと私の戦いは長い。大学1年の時に初めて存在を知り、なんとなくインストールをした。学習中の言語を英語に設定したのだが、英語なんて使いこなせず、秒でアンインストールをした。
その後はドイツ語学習のためにインストールをしたり、また英語学習のためにインストールをしたり、今までに合計6回、インストールとアンインストールを繰り返している。
元々友人とも連絡を全く取らない人間なので、見知らぬ他人とメッセージのやりとりを続けるなんて不可能だった。話すことないし、上辺の会話しかできないし。
それ以上に続けられなかった理由は、なんといっても不快感である。
不快感
最後にHello Talkを利用したのは昨年の秋ごろだ。なんとなく中国語学習にのめり込んでいた私は、「Hello Talkのファウンダーは中国人だから、中国人の利用者が多い」という情報を耳にし、今こそ再びHello Talkを再開する時だ。そう思い6度目のインストールに踏み切った。
しかし、この事実が嫌な方へと転がった。
インストールをし、学習言語を中国語に設定するや否や、鳴り止まない通知。メッセージの嵐。なんかの歌詞か?
一言目にはお決まりの口説き文句。これはHello Talk女性ユーザーなら誰しもが経験するからもう慣れているのだが、その量が半端じゃない。
英語でもドイツ語でも出会い厨はいたが、中国語だと登録者が多い分その量も必然的に多くなる。
「どうやったら日本女性をナンパできる?」知らんがな。「この髪型日本の女の子にウケるかな?」多分評判悪いよ。「えー!この古風な感じがいいんじゃん」いや知らんて。
アプリの性質上、相手から返事をもらうまで自分からのメッセージは5件しか送れないのだが、みんな最初に5件きっちり送ってくる。
しかも相手がオンラインになっていることが分かるとそのメッセージの量はさらに膨れ上がる。正直、一人一人読んでいる余裕はなくなり、次第にガン無視を決め込まざるを得なくなる。
これが理由で、6度目のHello Talkも長くは続かなかった。数人、まともに話せる相手を見つけ、何度かやりとりをした後に、アプリをアンインストールした。
モーメント機能の長所と欠点
正直、もっとHello Talkを活用したいと思っている。あの膨大な量のメッセージを受け取るのが嫌なだけで、このアプリ自体は好きなのだ。
なんといってもモーメント機能が素晴らしい。多数のネイティブに自分の作った文章をほぼ無料で添削してもらえるなんて、こんなにお得な話はない。
それに、中国人はボイスメッセージを好んで使用する人が多かった。スピーキングとリスニングの練習にもなってとても良い。
モーメント機能が好きならそれだけ使えばいいじゃないか。
私もそう思って、プロフィールに「モーメントだけ使います。メッセージ対応しません」と記載しておいた。
しかし、誰もまともに相手のプロフィールなんて見ない。オンラインしていることが分かると一気に十数人からメッセージが来て、iPadの容量を蝕んでいくのだ。
それに、モーメントもたまに考えものだった。
私が中国語で日記を書いて、「添削してください」のハッシュタグを付けてアップする。すると嬉しいことに大勢の人からコメントがくる。
しかし全員、正しい文法というものを教えてくれるよりか、自分なりの話し方に訂正してくるので、中国語がそこまで達者ではない私はめちゃくちゃにこんがらがった。
感覚でいうと、「遊びに行こう」という文章を「遊び行こーよ」「遊ばん?」「遊ぼー」に訂正してくる感じ。
日本人は正しい文法をまず教えるイメージだが、中国人は普段から使える文法を教えるな、と思った。
(もちろん、あなたは語学学校の先生ですか?ばりに綺麗に説明付きで直してくれる方もいる)
加えて、もう十分すぎるほどたくさんの人がコメントで添削してくれているからこれ以上コメントはいらないのに、次から次へと、同じ添削コメントがくる。
感覚でいうと、フェイクニュースを引用リツイートして「こんな政策間違ってる!安倍やめろ!」と発言したツイートのリプに「それデマですよ」というリプが10くらいつく感じ。
この「膨大な量のメッセージ」「多すぎる添削コメント」「普段使いの文法を教える姿勢」は、ある人にとっては学習する上でかなりのメリットになるだろう。
しかし、現在の私の場合は違ったようだ。
私がもう少し中国語のレベルをあげることができれば、きっとこの3つは必要不可欠な物になる。自分でもそう確信している。
再びHello Talkに挑戦するために、中国語に向き合う姿勢を整えなければいけない。
今はドイツ語が優先だけど。